2016 MOSCATO D'ASTI MISTRAL / MOLINO モリーノは非常に小さな、家族経営の生産者で、生産量がとても少なく、 これまで海外へ販売されることはほとんどありませんでした。
今回、当店は、長年取引のある現地業者から特別に紹介していただき、 輸入できることになりました。
もちろん日本に輸入されるのは今回が初めて。
あまりに生産量が少ないため、 有名評価誌に掲載されることは少ないのですが、 イタリアの最も著名なワイン評価誌ガンベロ・ロッソでは 最高評価の次点ドゥエ・ビッキエリを何度も獲得しています。
イタリアの3大赤ワインの一つと言われるバルバレスコが造られる畑は、 バルバレスコ、ネイヴェ、トレイゾの村を中心に広がりますが、 モリーノはトレイゾ村の生産者。
トレイゾ村で「ベスト・クリュ(最良の区画)」と言われるアウサリオの丘に畑を持ち、 真摯なワイン造りを続けています。
1950年代、ヴィルジニオ・モリーノによって設立されたワイナリーは、 当初は野菜や果物を造る農家でした。
しかし、ワインへの情熱を捨てきれなかったヴィルジニオは、 ワイン造りの準備をコツコツと進め、1971年に念願のバルバレスコを初リリース。
当時の記録をたどってみると、 モリーノのバルバレスコは、絶対的なイタリアワインのトップに君臨し、 「ワインの王」と呼ばれていたバローロに比肩する、 という評価を得ていたようです。
1984年にD.O.C.G.が制定されると、 高品質なワイン造りを目標とするヴィルジニオは、 D.O.C.G.とD.O.C.のワイン造りに特化することを決意します。
これはワイン造りに自信があることの裏返し。
D.O.C.G.やD.O.C.は、価格が高くなるため、品質が良くないとなかなか売れないのですが、 それでも売れるという自信があるからこそ、この決断を下したのです。
これと同時期に長男トンマーゾと次男フランコがワイナリー運営に加わり、 以来、家族経営の生産者として、 ワイン造りの隅々まで目が届くワイン造りを進めてきました。
彼らの畑があるアウサリオの丘は、 一日中、太陽が当たる良好な場所。
畑は南西向きで、日照時間が長く、 また風がよく通る場所にあるため、 健康なブドウが育ちます。
石灰質と粘土質が混ざる土壌で、 果実味とミネラルをたっぷり含んだ、 そして長期熟成に向く重厚なワインが造られます。
ブドウの栽培方法は、 シンプルかつ最良の方法を目指しています。
それは「ブドウ本来の力を活かした栽培」。
1990年代から化学肥料の使用を中止し、 ブドウの健康管理には万全の体制で臨んでいます。
ビオ認証は取得していませんが、 いわゆる「自然派」の造りを行っています。
これは手間と時間がかかることですが、 高級ワインであるバルバレスコやバローロに 使用するネッビオーロだけでなく、 バルベーラ、ドルチェット、モスカートなど 全てのブドウに対して同じことをしています。
その自然派の味わいを強く感じることのできるキュヴェが、 バルバレスコ テオレマとドルチェット・ダルバ。
凝縮感があり、スジの通った クリーンな味わいを楽しむことができます。
太陽、水、風、全ての大自然のパワーと、 そしてモリーノ一族の情熱が結晶したワインには、まるで室内楽のような、優雅な旋律を感じます。
ラベルの幾何学的な模様は、それらのパワーを表現しているそうです。
その味わいは「唯一無二な味わい」として徐々に知られるところとなり、 イタリア国内だけでなく、ドイツやスイス、アメリカなど、熱狂的なワインマニアの間でも楽しまれています。
やや甘口の白ワイン、モスカート・ダスティ。
トレイゾ村とコスティリオーレ・ダスティの2つの畑のブドウを用いて、 複雑性を演出しています。
淡い麦わら色で、黄桃やシトラスフルーツ、セージ、オレンジの花などの爽やかで繊細な香り。
フレッシュで甘く、丸みのある味わいは デザートワインの他、アペリティフとしても最適です。
よく冷やしてお召し上がりください。
料理と合わせるなら、デザート、 特にチーズケーキやタルトなどと良く合います。
ブドウ品種は、モスカート100%。
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